卓球ラケットの持ち方

    卓球ラケットの正しい持ち方は、ストレートグリップとクロスバットグリップの2種類があり、それぞれ特徴と適した場面があります。

    ストレートグリップ

    ストレートグリップは最も一般的な持ち方で、多くの卓球プレイヤーに適しています。手順は以下の通りです。

    親指の第一関節と人差し指の第二関節でラケットのグリップを挟み、残りの3本の指は自然に曲げ、ラケットの後ろに重ねます。このグリップは、指と手首の機敏性を高め、回転をかけたり、台上短球を打つのに最適です。

    大きなペンチグリップ:親指と人差し指でラケットのグリップを握り、親指の第一関節でラケットの左肩を押さえ、人差し指の第二関節でラケットの右肩を押さえます。残りの3本の指は自然に曲げ、ラケットを支えます。このグリップはラケットをより安定させ、腕全体や前腕を使って力を発揮することに有効です。

    中間のペンチグリップ:親指の第一関節でラケットの左肩を押さえ、人差し指の第三関節でラケットの右肩を押さえます。残りの3本の指は半ば伸ばし、半ば曲げてラケットを支えます。大きなペンチグリップと小さなペンチグリップの長所を併せ持ち、柔軟性と安定性を必要とする場面に適しています。

    小さなペンチグリップ:親指と人差し指の間隔を小さく、グリップを浅くします。このグリップは指と手首の柔軟性を生かせる一方で、力強い打球には向いていません。

    人差し指フックグリップ:親指はグリップに近い位置に置き、人差し指でグリップを挟み、輪状にします。安定したコントロールが必要な場面に適しています。

    水平グリップ

    水平グリップはアジア圏、特に日本や中国で人気があります。説明は以下の通りです。

    浅いグリップ:中指、薬指、小指で自然にグリップを持ち、親指はラケットの前面、中指の隣に置き、人差し指は自然に伸ばし、斜めにラケットの後ろに置きます。このグリップは柔軟性があり、速攻型のプレイヤーに適しています。

    深いグリップ:指と手のひらをグリップ近くまで持って行き、親指と人差し指が互いに「C」字型になります。このグリップは安定しており、弧球を打つプレイヤーに適しています。

    ラケットの持ち方の注意点

    グリップはきつ過ぎず、ゆる過ぎず:きつすぎると手首が硬くなり、パワーに影響します。ゆるすぎるとショットのパワーと正確性に影響します。

    打球時には、親指、人差し指、中指を支点として使い、薬指と小指は連動させて使います。打球の瞬間、5本の指と手のひらをラケットにしっかりと当て、打球時に手が震えたり、浮いたり、揺れたりしないようにします。

    自分に合ったグリップを選ぶことは非常に重要です。それはストロークの正確性、パワー、コントロールに直接影響します。初心者の方は、自分の癖や好みに合わせて試したり、プロのコーチにアドバイスを求めてください。

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