オリンピック卓球ルール
オリンピック卓球競技のルールは以下のとおりです。
設備仕様
- 卓球台: 長さ2.74メートル、幅1.53メートル、繊維材製で、濃い光沢のある塗装が施されています。2センチメートルの線がプレー面を区切り、ネットによって2つの半分に分けられます。
- ネット: テーブルに取り付けた2本のポールで吊り下げられ、高さ15.25センチメートルです。
- ラケット: 長さ約17センチメートル、幅約15センチメートル、主に木材製で、両面にゴム面があります。通常黒色と赤色の組み合わせです。
- ボール: オレンジ色または白色で、重さは約2.7グラム、直径40ミリメートルの球体です。
ゲーム形式
- シングルス: 7ゲーム先取方式を採用します。各ゲームは11点先取で、少なくとも2点差で勝つ必要があります。スコアが10対10になった場合、一方の側が2点リードするまでゲームは続きます。
- 団体戦: 5試合先取方式を使用します。各試合は5ゲーム先取方式です。団体戦では、シングルス4試合とダブルス1試合が行われます。チームは3人で構成され、各選手は2回プレーします。
サービスルール
- コイン投げ: ゲーム開始時に、審判はコインを投げます。勝者は、最初にサービスするか、最初にレシーブするか、または卓球台の場所を選ぶことができます。
- サービス方法: サーバーは、オープンな手のひらでボールを保持し、少なくとも16センチメートル上にボールを垂直に投げ上げ、ボールがサーバ側のテーブルで最初に跳ね上がり、次にネットを越えて反対側に跳ね返るように打ちます。シングルスでは、サーバーは反対側のテーブルのどの部分にでもサービスできます。ダブルスでは、サービスは対角線方向で行わなければなりません。
- サービスローテーション: 2ポイントごとに、サービングプレイヤーとレシービングプレイヤーが交代します。スコアが10対10になった場合、サービングプレイヤーとレシービングプレイヤーは毎ポイント交代します。
リターンルール
- 法的リターン: ボールは、相手が打った後にテーブルの相手側に一度跳ね返らなければなりません。ボールがネットに当たってそれでも越えて正しいエリアに着地した場合、レットサービスとなり、サービスをやり直します。ボールはネットに当たってサイドアウトしたり、相手の側に跳ね返らなかったりしてはいけません。
- フォルト: サーバーがサービスルールに従わなかった場合、ボールが正しいエリアに着地しなかった場合、ボールがプレイヤー側のテーブルで跳ね返る前に打った場合、またはプレイヤーが自由な手でテーブルに触れた場合、フォルトとなります。
スコアリングルール
以下の状況でポイントを獲得します。
- 相手がボールを正しく返せない場合。
- 相手がボールをアウトにする場合。
- 相手がルールに違反した場合。
- サーバーがボールをネットに打ち、それがサーバー側に落ちた場合。