卓球における一般的な失点
卓球では、サーブ、レシーブ、および一般的なプレイ中に、失点となる場合があります。以下にいくつか例を挙げます。
1. サーブ関連の失点
- 不正なサーブ動作
- 垂直方向でないボールのトス: ルールによると、サーバはボールを少なくとも16cm垂直に上方にトスし、回転をかけずにトスする必要があります。ボールを角度をつけてトスしたり、回転をかけたりした場合、不正サーブとなります。これにより、サーバはボールの軌道やバウンドを予測不能にすることができ、受信側にとって不公平なアドバンテージになります。
- サービス時のボール隠蔽: サービス動作中に、例えば身体、腕、ラケットでボールを隠すことは禁じられています。サーバがボールに触れた動作は、レシーバーがはっきりと確認できる必要があります。このルールは、レシーバーがサービスされたボールの回転や方向を予測できるようにし、ゲームの公平性を確保しています。
- 不正なサービスフットワーク: サーバーはサービス動作中に、バランスを保つためのわずかな調整を除いて、足は動いてはいけません。サーバーがサービス中に前後に踏み出したり、横に動いたりすると、失点となる可能性があります。
- サービス時のボールのダブルバウンド: サービスされたボールは、まずサーバ側の卓球台にバウンドし、ネットを超えてレシーバ側の卓球台にバウンドする必要があります。ボールがネットを越える前にサーバ側で2回バウンドした場合、失点となります。
2. レシーブ関連の失点
- ボールを返せない場合
- ボールを打てない: これは最も基本的なレシーブ失点です。ボールがレシーバ側の卓球台にバウンドしたとき、レシーバがラケットで打てなかった場合、サーバがポイントを獲得します。これは、ボールの速度、回転、または方向の見極め間違いによるものです。
- ボールアウト: レシーバがボールを打って、相手側のサイドラインやエンドラインを越えて、卓球台に当たらないでボールが出た場合、失点となります。これは、ボールの回転の見極め間違いや、強力なショットを返すためにオーバーヒットした場合に起こります。
3. その他のプレイにおける失点
- ダブルヒット
- プレイヤーは、レット(再開)のような特別な状況を除いて、連続してボールを2回打つことはできません。もしもプレイヤーが、相手がボールを返す機会がないうちに、ボールを二度打った場合、失点となります。これは、ボールがラケットフレームに当たってから、再びラケット面にあたった場合に起こる可能性があります。
- プレーヤーまたは衣服にボールが当たる
- ラリー中に、ボールがラケットに当たる前に、プレイヤーの身体または衣服に当たった場合は失点となります。これは、プレイヤーが難しいショットを打ちに行く際に、ボールが身体に当たってしまう際に起こることがあります。
- サービス以外でのネットに触れた場合
- サービス中においてはネットに触れた場合、レット(再サービス)が認められますが、ラリー中(サービス以外)にボールがネットに触れて相手側に落ちなかった場合、失点となります。しかし、ボールがネットに触れても相手側の卓球台に落ちた場合、ラリーは続きます。
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